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Project Story

-B-SERVが掲げるコンセプト-
“システムライフサイクルの
最大化の実現”とは。

ICTは単に便利な機能ではなく、今日の社会や経済の基盤形成にとって必要不可欠なツールとなりました。
そしてB-SERVが提供する企業向けSCM/ERPも同様に、時代の変化に合わせて新たな使命を担うようになってきています。
そんなSCM/ERPの開発から保守・運用までを担うB-SERVでは、現代におけるICTの使命にどう向き合っているのか。
その使命を果たすために、どのような企業姿勢と事業コンセプトが求められるのか。
B-SERVという企業の本質について聞きました。

< Presented by >

T.T

システムサービス本部 副本部長
2005年度入社

STORY - 1

B-SERVが取り組んできた事業と
その歴史

システムやアプリケーション、ネットワークインフラ。いわゆるICTというものは、そもそも業務効率化やコスト削減など、既存の人的業務をデジタル技術に置き換えて利便性を向上させることが主な目的でした。
しかし近年では、ICTが社会やビジネスに深く広く浸透したこと、新たな“リスク”が発生したことにより、その役割を変えつつあります。

例えば、東日本大震災のような大規模災害を乗り越えて事業を継続させるための計画(BCP:事業継続計画)におけるICTの役割。近年で言えば、コロナウィルス蔓延に伴う早急な増減産への対応。あるいは、ビッグデータやAIを駆使して、新たなビジネスチャンスを創造する、という試みも進んでいます。
近年ICT業界で頻繁に使われる「DX」というキーワードが、ICTの役割の変化や進化を象徴しています。

私たちB-SERVは、自社グループ開発の国産SCM/ERPパッケージである「mcframe」や、世界的に展開されているSCM/ERPパッケージ「SAP」の導入をはじめ、その開発や保守を通じて、長きにわたり多くの大手企業のICTパートナーとして尽力してきた歴史があります。つまりシステムを導入して終わりではなく、その稼働を見守り、再構築に至るまで一貫して伴走し続けることを事業としてきたのです。
そのような私たちの事業が、「システムライフサイクルの最大化の実現」というキーワードをコンセプトとして確立されたのが、2017年のことでした。

STORY - 2

確立された企業姿勢と
事業コンセプト

「システムライフサイクルの最大化の実現」とは何か。その意味を3つの側面から説明します。
1つ目は、「求められている適正なシステムを導入する」ことです。
大規模なシステム導入・刷新の際には、今ある業務全てをシステムに置き換えると言うほどに、「あれもこれも」と要望が無数に寄せられることが多いものです。しかし私たちは、「本当に必要な機能は何か」をお客様と徹底的に議論することで、スタートアップでは過剰なシステム導入は実行しないことを基本としています。
かつて、ある医薬品メーカー様の案件で、結果的にわずかな社員しか使用しない機能を開発してしまったことがありました。企業規模も大きく、その開発費用は億単位にのぼりましたが、開発のベースとなったロジックがお客様独自のものであり、ノウハウを持つ社員も退職してしまったことで、その後あまり使われない機能となってしまったのです。
「システムライフサイクルの最大化の実現」というコンセプトは、お客様に継続的にご利用いただき、お客様の声に耳を傾け、機能や仕様をブラッシュアップしていくことを目指しています。特に導入時には、本当に必要な機能やシステムだけを提案すること、その後は運用を続けていく中で必要な機能を追加していく、という姿勢で提案に臨んでいます。

STORY - 3

システムの障害を取り除き
適正を維持する

システム導入におけるお客様からの要望として「今ある業務全てをシステム化したい」という相談が多いことは先に述べた通りです。
これまで各営業所が、フォーマットやルールもバラバラな状態でデータ管理していたにもかかわらず、現状の使いやすさを優先して一旦そのままシステムに取り込んでほしい、というような相談もあります。
しかし、新規のシステム導入においてトラブルやエラーの発生は一定量避けられないものであり、システム規模が拡大するほど増大するものです。
ある産業機器メーカー様でも、そのような要望をいただいたことがありました。慣れれば解消されますが、ERPというものは、導入直後はかえって業務量が増えてしまうことも少なくありません。そのことを丁寧に、根気よく説明し、導入時は過度に改修せずに運用を開始することで合意し、問題が少ない状態でスタートすることができました。その後お客様から、「十分に検討した結果、機能を追加したい」という要望があった際には、内容をしっかりと吟味したうえで対応しました。
システムの障害対応や稼働維持に関しては、設立以来私たちが手掛けてきた「保守」業務に他なりませんし、さらに言えば、導入から一貫して「保守」を手掛けることは、新しいシステムに精通した者がトラブルシューティングを行うことを意味します。それにより迅速な原因特定や早期回復をお客様に提供できる状態を構築しているのです。これが、2つ目の側面です。

STORY - 4

環境変化に対応するために
システムを改善する

環境変化に関しては、BCPへの取り組みやコロナ禍における様々な環境変化への対応など、潜在的な事業リスクや新たに顕在化した事業リスクに対してシステムがどう対応していくかが重要です。
潜在的および顕在化したリスクは、何も自然災害のようなものだけではありません。近年では消費税のインボイス制度の開始といった税制改革もシステムに影響を及ぼします。
その点、私たちは多数の大手企業に対してAMS契約で保守をお引き受けし、社内での情報共有や情報交換が容易な分、お客様に対して適切な提案や実施がスピーディーに実現できる強みがあります。
また、定期的なシステム監査が義務付けられている業界のお客様など、特別なノウハウが必要なケースでも、私たちであればスムーズに対応ができます。
この点について私たちが心がけていること、これが3つ目の側面です。それは、「ノウハウや情報などを個人で担保せず、チーム・組織で担保する」ということです。システムを適正に維持していくためには、誰かがいないと業務が回らないという状況を回避する必要があるからです。

システムサポートはお客様と10年単位でのお付き合いになります。私たちは、社員一人ひとりが高い技術力をベースとしながら「システムライフサイクルの最大化の実現」を担う存在として、お客様、エンジニア、全てが柔軟に変化・成長できる仕組みを創造していきます。